黒紅花
ううん、苦しくなんてない。

ないよ・・・ねっ?

いつの間にか、ひさぎに脱がされた洋服

下着姿の私、胸元に触れる貴方の手。

愛おしい貴方の、その手が遠い日を
思い出させる。


床に落ちた、制服・・・


何も知らない無知な私は、愛の先に
何があるのかも知らずに

ううん

知ろうともせずに彼に求められるがまま
幾度と、この身を捧げた。

快楽?

そんなもの感じたいわけじゃなくて
ただ、孤独から救い出してくれる彼に
全てを捧げ依存して、自分の居場所を
みつけた。

幼すぎた私は、その結果・・・

『母親だったのに

 もう母親じゃない』
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