【実録】不登校からの脱出
妹への優越感

期待過剰

私は三姉妹の長女です。
私たち三姉妹は年齢が約一年七ヶ月ずつ離れていて、皆「年子」になります。

私は正直他の二人に比べ…顔は良い方です。
当時の母親の自慢は、私の出産時に「【この娘は将来美人になる】と言われたくらい目鼻立ちがハッキリしていた」という事。
妹二人は…目鼻立ちがハッキリしていない普通の感じな顔です。
後母方の祖父母にとっては初孫という事もあり、甘やかされていました。

特に意識もせずに育っていた私たちにある変化が起きたのは…次女が小学生になった頃。
私の方が先に入学していた訳ですが、成績は良い方でした。
次女が持って帰った成績表と私の成績表は明らかに「雲泥の差」がありました。

自分では余り意識はありませんでしたが、両親の次女には勉強に関しては期待していない感が伝わって居たのかも知れません。
私の中で次女に対する【優越感】があったかも知れません。

私の両親は口にはしませんでしたが…勉強に関する期待が全て私に掛かっていました。
でも勉強嫌いでは無かったし、無言の期待に応えようとしていました。
私自身も次女が勉強が得意では無いと分かっていたから…。
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