【実録】不登校からの脱出

過酷な入院生活

入院生活というものに、ワクワクしていた。
慣れない事が多かったのもあるが、ある程度「自由」が許されていた病院だったからだ。
一人部屋だったのも…良かったのかも知れない。

そろそろ退院も間近になったある日、私は腹部の重さを感じるようになった。
とにかく腹部に違和感があった。
その病院であらゆる治療をしたが…原因が分からず。
結局大きな総合病院に転院する事になった。

この総合病院に着いた時には…腹痛だけではなく、高熱も出ていた。
胃の中のものを出す為に、鼻から管を入れられた。
そして2時間毎に替えられる点滴。
欝すらとした記憶の中で検温時に聞いた体温に驚いた。
私は41度2分まで熱が上がっていたのだった。
私はどうなってもいいと思い、鼻に入れられた管を自分で出した。
看護師さんには怒られたが、構わなかった。
その後熱が下がるとCTやら色々な検査を行った。
結果は「腸炎」と「腸閉塞」だった。

そして腹部の痛みが無くなった頃に、前の病院に戻った。
そこで1週間ほど静養加療を行い、自宅に戻った。

自宅に戻ったらすぐ会社に復帰をした。
ただ今まで行っていた仕事ではなく、バックヤード的な仕事だった。
< 35 / 48 >

この作品をシェア

pagetop