イメチェンしちゃう!?
「夏海。」俺が呼ぶと、一瞬夏海はビクッとしてこっちへ向かってきた。

そして、俺の隣をすり抜けて走っていった。

さすが夏海。足は速い。だけど男の俺の方が速く、追いついた。

「お前、サイテーだな。約束ドタキャンしといて本よんで。」俺がいうと、夏海は

「サイテーなのはどっちよ!」そう叫んで俺の手から離れようとした。

「まてよ!俺なんかしたか?言ってくんねぇとわかんねぇよ。」俺が聞くと夏海は、目にいっぱい涙をためて言った。

「確かに、わたしは男っぽいかもしれないけど女の仔なんだよ?サバサバした性格かもしれないけど…傷つくことだってあるんだよ?」そこまで言うと、夏海は俺の手を振り払って走っていった。

「どういうことだ?」

~♪~♪~♪

携帯がなって、再び翔たちと合流した。





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