魅惑★ladyの作り方



「…俺達は、結城ちゃんに近付かない方が良いのかな」


ぽつりと、海が小さく呟いた。


「今回の事だって、俺達が近付いたから結城ちゃんがこんな辛い目に…」


海は悔しそうに言うと、ポケットから写真を出した。
あの時、華楠の周りにバラまかれた海達との写真を。
…因みに、由香が必死に見ようとしているが海は敢えて見えないようにしている。



「他の子に見られたらまたヤバいと思って…
多分全部だとおもうんだけど」

「隠し撮り…か。
過激なファンもいるからね」


その写真を受け取り、理事長は怒りと悲しみ、そして不謹慎ながら嬉しさも込み上げた。

華楠ちゃんが、こんなに男の子と仲良く…
この四人にとっても良い事だけど、華楠ちゃんにとっては凄い進歩だ。



「離れるなんて言ったら、華楠ちゃんが悲しむよ?
…ね、華楠ちゃん?」


理事長の言葉に、皆がバッと振り向くと車椅子で運ばれて来た華楠の姿があった。


 
 
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