魅惑★ladyの作り方


「華楠…っ」

『あ…』


所々包帯が巻かれ、痛々しい華楠だったが…
その姿を見て感極まった馨が華楠に抱き付こうと駆け寄った…が。
それは第三者の手で止められた。



「…う゛。」

「今はまだ歩くのも辛い、安静にしててもらわないと困るんでね」

「…親父」


海の父親…医院長が馨の頭を鷲掴みして止めていた。


「結城さんは一時入院になる。
怪我の治り次第ですぐに退院出来るが…
病室は特別室に移動だ。
君達も見舞いに来る時は病室を間違えないように」

「特別室…って?」


理事長が聞くと医院長は華楠と顔を見合わせ、今まで堅かった表情をフッと和らげ、優しく微笑んだ。
それに応えるように華楠も微笑むと、海を始め、お堅い医院長しか知らない四人は目を見開いた。

理事長はそれを見て安心したように微笑み、由香は医院長に見惚れていた。

大人の男って感じ…
理事長も良いけど医院長もイケてるな…


 
 
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