魅惑★ladyの作り方
暴れだした海を止め、余計に気まずくなった病室。
海は未来のベッド、医院長は華楠のベッドに腰を下ろした。
「…忙しくて病室に顔も出せない親父が、何結城ちゃんと仲良くなってんの?
他の患者にもナンパしてるから忙しいわけ?」
『風間先輩』
挑発するように言う海を華楠が睨むと医院長が華楠の頭にぽん、と手を置いた。
「すまない、結城さん。
気にしないでくれ。」
「結城ちゃんに馴れ馴れしく触らないでくれる?」
『先輩…』
膝に手を置き、常に威嚇状態の海のピリピリとした雰囲気に華楠がため息を吐く。
未来ちゃんの方が、まだ大人だ…
「…お前達には、迷惑をかけている。
働くしか脳の無い俺は、今更お前達とどう接するべきかわからず…
また働くことに逃げてきた。
そのせいで、未来には悲しい思いをさせたし海にもたくさん迷惑をかけたと思ってる…」
重く頭を垂れた医院長に、海と未来は目を丸くした。