魅惑★ladyの作り方
『医院長さん…
さっき気合い入れてたのはなんだったんですか?』
「いや…しかしだな…」
『頑張りましょう、ね?』
二人がこそこそと話していると未来がおそるおそる声をかけた。
「華楠お姉ちゃん、そんなに悪いの…?」
どうやら怪我の話をしていると思ったらしく、心配そうに眉を顰める未来。
華楠はふんわりと笑ってみせた。
『いえ、怪我は大丈夫ですよ。
少しの間ですが同室、よろしくお願いしますね』
「あ、うん…!」
それで、と未来がちらりと遠慮がちに医院長に視線を向けると医院長は驚いたのかギュッと自分の服を掴んでいた華楠の手を握った。
「…あ」
『…あのですね、未来ちゃ』
「結城ちゃー…ん?」
華楠がその手を握り返し、未来に話そうと口を開いた時…海が病室に入ってきた。
そして繋がっている二人の手を見て…
「エ、ロ、お、や、じ…!」