マジカルエンド
これで両親が喜ぶと思って「ほら、時計をみて」


「どうしたんだい?」


二人は僕の一言で目を見開いた


「これでパパとママとずっといっしょに居られる」


「まぁ!」
リク、一体こんな時計どこからみつけて来たんだい?

「僕が考えたんだよ」


「考えた?」


「そう。何回も何回も頭の中でお願いすれば本当にそうなるんだよ」


両親は顔を見合わせた


「僕もやっとできるようになったんだ。みんなもできるんだろ?」


何の気無しにリクはそう言った
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