ACcess -操-
と、いう事は…こういう事らしい。

まず男女の性別と、職業が4種類、武器は職業により持てる数が違うが全て合わせて10種類あるらしい。その武器に対してそれぞれパラメーターも違うよう。
髪型や装備も自分で好きなように決められ、色も何パターンか用意されているらしい。

ネットの中で自分を思うように作れるようだ。
「…最近のゲームって凄いね!」
「恥ずかしいから黙ってろよ…こんなの当たり前だよ…。」
「えっそうなのっ!?
 なんかあんまゲームしないからなぁ…。」
お恥ずかしい限りです。
実はあんまりこんなゲームしたことなくて…。

呆れ顔の宮田は更にこう言った。
「まぁいいや。
 で、今日あいてる?金ある?」
「え?昨日給料日だったし…別にバイトも何もないけど…?」
「んじゃ、お前のアバター作るべ!」
「ん…あばたー?」
「そっ!ゲームの中の自分の事だよ。それ作ってさっそく遊ぶぞ!」
「なっ…なんとも急ですね…。」
「思い立ったら吉日…ってな!」
また宮田論かな?
難しい事は彼に聞こう。

ちょっとさっき呟いたお金がどうとか、が気になる。

でもなんだか…これから面白そうな事が始まる気がするんだ。「インストールするまでにどんなにするか考えとけよ。」
俺は昼寝すっから。と宮田は眠りの態勢に入った。

どんなのかぁ…。
漠然とした不安感を抱えながら、とりあえずなりたい職業とか考えてみるが、結局僕も睡魔には勝てそうになかった。
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