ACcess -操-
ソルトは忙しい。
特にペッパーが居ないと制止する人が居なくて暴走する。

それにフライと忍は付いて行ってしまうので収拾がつかない。

俺はそんなフライに付いて行ってしまう人。


フライが話し掛けてきた。
「リアルだねー。」
「なんの話?」
「どこにいるのかな?」
「ゲームの中。」
「だよねー。」
「青空コンビーぃっ!行くぞ!」
「はーい。」
そう言って駆け出す。
そんな後ろ姿を見つめる。


現実と仮想が交差する。

その真ん中に立っている。

ずっとここでもいいかな。

廃人?

あんまりリアルに興味がない。

でも…。

「スカイー!」
「…はいはい、待ってや。」


変わらない青空。
変わらない雲。
変わらない空気。

どの世界だって自分が存在してれば、結局の所現実(リアル)だ。
ただ呼び方が違うだけ。

自暴自棄?
そんなまさか。

今は置いて行かれないように急ぐ方が先だよ。


俺は一度ログアウトしてタウンへ戻ろうとした。

しかし、視界の片隅に何か見えた気がした。
スカイの顔をそっちの方向へ向けようとしたが、時既に遅し。
タウンへ戻ってきた。

アリス?
いや…あれは黒い装備だったな?
見間違いかな?


じゃあ…次の話にでも行きますか。
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