ACcess -操-
とりあえず、部屋の中を見渡した。
名前名前…。

名前に出来そうなものはないかな?

っていうか、ペットなんだから普通は、可愛い名前とか付けるのかな?

その前にオスとかメスとかわかんないからから付けようもない。

色から連想するか…?
青いから…青空?
いやいや、安易だし名前にしちゃ変な名前だよな。


一生懸命考えていると、
「…おい、無言で何やってんだよ、早くしろよ。」
と注意を受けた。
「名前…。」
「まだ考えてんのかよ!」
「だって気に入る名前にしないとさぁ、可哀相だよ。」

「こんなのただのデータじゃん。」
「…でも、名前は付けないと。」


スカイは自分でそいつを取ろうと手を伸ばした。
ちょろちょろと動き回り、中々捕まらない。
「設定で、戦闘時のみにしたら?そんでオートにしたら、戦闘の時だけ自動に出るぞ?」

渋々その案を受け入れる。

残念だけど、友達のスカイでも迷惑かけるなら、ペットだろうがなんだろうが、いけないと思うんだ。


僕は設定で戦闘の時だけにしようとした。

ふと、緑色のものが目に入った。

それは小さな鉢に入っていて、一人暮らしをする時に祖母が持たせてくれたものだった。
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