紅龍 ―1―

「―…。」



…―いつまでも隼人に頼ってばかりだといけないね。




私は私として答えを出そう。





私の止まったままの時間を動かすために―…






一歩、成長をするために。






青虎に入ろう。





そして、私が"紅花"で女だと言える日がきた時は言おう。



"過去"と一緒に――…。








それが私の答え。








正しいのかなんて分からないけど…






きっと後悔はしない私の答え。






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