制服天使。

荷物もまとめ終わり
お茶を飲みながら
のんびりしていた。


アタシは
のんびりなんて
できる訳もなく
常にソワソワしていた。


「散歩行かない?」


愛里の返事を待たずに
アタシは立ち上がった。


だめだ…
余裕がない…

落ち着かなきゃ。



そんな心配も
夜の海と出会った瞬間に
吹っ飛んでしまった。

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