制服天使。

「好きな人
 いるから。」


そう言って笑うことが
精一杯だった。



どうか届きますように…


いつかの祈りが

寄せては返す波に抱かれ
どこかに還っていった。


幸せへと導くことができなかった
孤独な祈りを

誰か拾ってあげてください。


幸せへの道標として
大切にしてあげてください。

< 115 / 129 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop