制服天使。

そう思って
諦めようとするたびに

トモダチとして
愛里のそばにいようと思うたびに


残酷なほど純粋な
天使の微笑みが
アタシを包んだ。



愛里を光らせるのは
アタシじゃない。


わかっているのに…

恋人に光を与えられ
輝きを増した愛里に
心惹かれるのを
止めることなんて
できなかった。



行き場を失った想いは
どこに向かうんだろう。

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