学園騎士
祐樹は弱い達也が嫌いだった。
達也とは視線も合わせず、キツイ口調で言った。
「うるせぇ…。人質から目を離すな」
「……」
達也はまだ何か言いたそうだったが、大人しく自分の持ち場に戻って行った。
こんな事をしても意味がない事は分かっている。けど…。
銃を手の中で弄んでいた時、その声は突然響いた。
「人質を解放してもらう!」
見ると、目の前に制服を着た背の高いのと低いのが二人立っていた。
そして背の高いのが胸に付けているクローバーを見て、祐樹は声を上げる。
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