学園騎士
達也は…先程よりも震えて銃を上げている。初めて人を傷付けた反動で、目にはうっすらと涙も見える。
「あ…あ…俺…」
「お前…」
「!」
妙に響く騎士の声。その表情は今までと違い、寒気がするほど冷たい。
「人を傷付けた罪は重いぞ」
そしてゆっくりと達也に向かって歩いて行く。
「く、来るなー!」
達也は何発も銃を乱射するが、それは一発も騎士に当たらない。
達也の手元が狂っていたのかと思ったが、違う。あの騎士が銃弾の軌道を読み交わしている。
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