Kill Love
「退職金も払います。なので何も言わず、会社を辞めてください。すでにリストラ対象となっていること、ご存知ですよね?」

「…くそっ!」

しかしヤツはナイフを取り出し、彼に向かって走ってきた。

なので俺は彼の前に立ち、ヤツのナイフを持っている腕を掴み、そのまま足を払って、床に叩きつけた。

「がはっ!」

「や~っぱお仕置きが必要なようだな」

彼はケータイを取り出し、どこかに連絡し出した。

「あっ、オレだ。すぐ来てくれ」

数分も立たないうちに、屈強な男が3人現れた。

ちなみにウチの社員では、決してない。

「コイツ、頼むわ」

「はい」

男達は気絶しているヤツを持ち上げ、そのままどこかへ行ってしまった。

…どこで、何をするかは、聞かない方が良いだろう。

魂がそう言っている。

―危険だ―と。

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