ご主人様のメイド
彼はあたしが落ち着くまでずっとそばにいてくれた。



涙も止まってあたしはまたゆっくりペンを走らせる。


"ありがとうございました。…あたし…頑張って生きてみます…"



本当は誰かに止めて欲しかったのかもしれない。


彼は微笑みながら頷いた。

「うん」


"…なんとお礼を言ったらいいか…"


「…じゃあさ」

やっぱり彼の笑顔は…本当素敵だなー…なんて考えてるあたしに彼は続けた。





「僕のメイドをやらない?」


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