ペットだなんて、言わないで

 食後にはハルの好きなりんごのアイスを頼み、満腹になって店を出る。


「おいしかったー! 初めて!!」

「また連れて来てあげるね」


「……ほんとうに?」


 答える代わりに頷き、頭を撫でる。


 それだけで満足そうな顔をしているハルが、やっぱり愛おしく感じる。



 ――俺、変なのかな。


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