ペットだなんて、言わないで
「じゃあ……あんまり遅くならないように、ちょっとどこかでお茶でもする?」
「めぐ姫分かってるー!! ささ、行こうぜ行こうぜ~!!」
黙って付いていこうとする俺に、健治さんがそっと耳打ちをしてきた。
「いとこのハルちゃん……」
急いであたりを見回しても、ハルらしき人物は居ない――。
「おいおい! 嘘だって!!」
安心したのもつかの間、一気に健治さんが憎らしくなった。
別に俺達の間に何があるとか知ってるわけじゃないにしても……
いくらなんでもその冗談はひどい。