【完】それでも君を愛してるんだ
第1章 お兄ちゃん
「優花(ユウカ)!朝だよー!」
そう私の名前を呼ぶのはお母さん
「はぁい・・・」
私は力なく返事をする
だって・・・寒い。
季節は12月、朝はとても寒い
「早く起きなさい!!」
バンッとドアを開けお母さんは私の布団を引っ張った
「起きる!起きるからぁ!!」
私は渋々布団から出て洗面所へ向かった
あ~寒い!
もの凄く布団が恋しい。
冬なんてなくなればいいのに!!
「ま~た怒られたのか」
私が歯を磨こうとすると後ろから声が聞こえた