憂鬱girl-stage③-
このまま雨でぬかるんだ玄関にダイブ!…かと思った瞬間、
「…っとに」
うぐぇっ、
「これで貸し2、ね」
猫のように首元の制服を春兄に掴まれ、無事生還。
「あ、ありが…」
あれ?
春兄って睫毛長っ
鼻高っ
ってか、近っ
いつの間にか、春兄の手の中で抱きかかえられたあたし。いや、なんか、春兄とこんなに至近距離にいるの何年振りだろ、とか。
「あれ、あの、」
なんか恥ずかしいです、
「立てないでしょ?今ので腰やられて。」
笑う春兄。
確かに腰がジンジンする。何でもお見通しですね春兄は。