―――執着―――
すでに、夕日は傾きかけ、赤い空には薄く月が浮かんでいる。
「・・・・・・」
同級生達が多く居る帰路。
あたしも、その人の波に乗り、家方面へと歩いていた。
そして、住宅街に入り、そろそろ家が見えた頃
事件は起こった。
「おい、姉ちゃん」
「・・・・・・?」
あたしに近づいて来たのは、時代錯誤な暴走族の特攻服らしい服を着た、リーゼント男の3人組。
一瞬、何かのギャグかと思い、噴出しそうになったが、前に居るリーゼントがあまりにも強面だった為、我慢した。
「何ですか?」