BLUE〜よりくんと優子の物語〜


先輩たちからパシリに使われ、

もはや手ぶらで来ることは許されない状況になっても、

必ず集会に参加する。



腹ペコの俺たちには助かる存在だったが、

よりだけは食料を受け取ろうとしなかった。



「人の金で食わしてもらいたくない。」



よりはそう言ってそっぽ向いた。



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