BLUE〜よりくんと優子の物語〜


「よりくん・・。」



あたしが近づこうとすると、

シンジさんが窓から顔を出し、

ケンタくんに言った。



「おい、そこの若い衆。

行くで。」



「えっ?」



「え やあらへんがな。

さっさとついてこんかい。

堅気に用はあらへんやろが。」



「は、はい!!」



ケンタくんは素早くシンジさんの車へ駆け寄った。



< 365 / 393 >

この作品をシェア

pagetop