君は空を愛してる。
君が残してくれたもの。
数日が経った。

通夜と葬儀が終わり、
ようやくいつもの平穏が戻りつつある。

まどかは祥太と過ごした家に
帰るのが辛いからと、
実家で暮らしている。

ここ数日、
泣いてばかりいたせいで、よく眠れる。

仕事もしばらく休ませてもらっている。

疲れているのだろうと、
両親も会社の人も、
何も言ってこない。

気を遣ってくれているのだ。
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