君は空を愛してる。
しばらくして、祥太が
部屋から出てきたので、
まどかは我に返った。

「おぉ…
お前、いつからいたんだよ?」

「あの人と祥太が
言い争うの全部聞いてた。
英語だったから
全然解んなかったけどさ。」

「聞いてたのか。」

「ほんとは、
聞くつもりなんかなかったのよ。
ほら、夕御飯作りすぎたから
持っていこうと思っ…て
…あれ?何で涙が…。」
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