*Sweet×Trap* ~放課後のLOVEパレット~



センセイの眼鏡の目が、じっとあたしを見ている。


さぐるような視線は、ちょっとだけ鋭くて。


……見透かされてるようで。



「今のが、キミの本心ですか?」


「……うん」


「本当に?」


「……本当、に」



うつむいたあたしは、後ずさった。


だって。


センセイが、ゆっくりと近づいてきたから。



「……来ない、で」



見られたくないって思った。


今あたし、すごく情けない顔をしている。



なのに。




「本当にキミは、素直じゃないですね」




追い込まれたあたしは、


壁に両手を押しつけたセンセイの腕の中に完全に包囲されて。



「どうしてです? キスしてほしいと言ったのはキミでしょう?」



……なんなの?


出来ない、って言ったくせに。


< 165 / 200 >

この作品をシェア

pagetop