真実の奥に。
「今日、机の下に」

と、言いかけると


「それ、私よ。」





全てを言い終える前に、彼女は当然でしょ、と言わんばかりの顔で自分がやったと言った



「………。

世話になるっていうのは、こういうこと?」


そのあたしの言葉に風香の目が鋭く光った


満足そうな顔で、

「そういうこと。」


と。



それなら……あたしにもあの事を聞く権利がある。





「風香は何がしたいの?」



彼女はフッと目を細めてこう言った


「知りたいの?」



その時の彼女はあまりにも挑発的な目をしていて。






あたしはコクっと首を縦に振るのを確認すると、



サッと笑顔を消し、真っ直ぐあたしを見た。



















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