ブルー・スカイ
――「奈々ぁ?何、話って」
「あ、えっとね……」

昼休み。

女子だけを集めて、席に着く私。

「あのね、あの……」
「どしたのー?」
「私ね……きみたいなんだ」
「え?」
「好き、みたいなの。裕也くんが……」

報告、完了。……なんて言ってられない。
葵は口をぽかん、と開けて、比奈は目をまんまるにし、菜瑠だけが頷いている。

「そんな気はしてたよん♪」

菜瑠は笑顔で私にそう言ってくれた。

「えっ……ええええぇぇぇー!?」
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