瑠璃色の華

「まぁ。立ち話しもなんだから。座りなさい。」

近藤に促されその場に座る。

「まず、３人の氏だが…。色々考えた末に一条とした。」

「では、私達は姉妹という設定なのでございますね。」

蓮の言葉に桃と紅は焦った。

「そんなっ!!姫様とご兄弟など…恐れ多いっ!!」

紅が言う言葉に桃が頷く。

「まぁ。私今まで２人とは家族のように姉妹のように過ごしてきたのに２人は違ったのですね…。」

袂で目頭を覆い隠して顔を背けた蓮に２人は更に焦った。

「姫様っ!?勿論私どもも姫様と姉妹のような気持ちで今まで過ごして参りましたっ!!姫様のことを姉上様のように慕っておりました。」

桃の言葉をきいて
「なら問題はありませんわね。」

と蓮はケロッとした様子で顔を向きなおした。