flower~ミルクティー another story~
パーカーを脱いで、右腕を捲る。

ベッドに寝転がると、
看護師が腕に針を刺した。

「…っ…痛てぇ~!!」

「はい、我慢してね。」

看護師は冷静にそう言うと、
処置をして言った。

「終わったらナースコールね。」

「はーい…。」

春の陽気が、眠気を誘う。

いつの間にか優之介は眠っていた。
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