弟くんと危険な関係!
「何だよ…そんなに怒るなよ。」



後ろには大地がビックリした顔で立っていた。




「うわぁ!」


あたしは大地がいるとは思いもせず、すごくビックリして思わず手に持っていたジュースを落とす。





「なにやってんだよ。」



と言って大地がしゃがみこんでジュースを拾ってくれた。



「ありがとう。」


あたしがお礼を言うと、大地がニッコリ笑った。


なんか不意討ちな笑顔に、心臓が急にドキドキ言い出した。






「こんにちは。」



横から聞こえて来るかわいい声。






ニッコリ笑ったかわいい顔。
ふんわりボブの色白さん。



「相川さん…だっけ?」


あたしが確かめると、



「ほのかでいいですよ!お姉さん!」



お…お姉さん…!?



「ほのか…ちゃん…。さすがにお姉さんは辞めて。なんか…恥ずかしい。」



あたしは『お姉さん』なんてキャラでもないし。
< 181 / 223 >

この作品をシェア

pagetop