弟くんと危険な関係!
帰りの支度をして、校門を出たあたしと健太。

「ほたる、俺送ってくよ。」

「え?いいよ!悪い悪い!!!」

「遅いし危ないだろ。」


健太は優しすぎるよー。
でも、優しさに甘えてはいけないよね。

「いや、走って帰るし大丈夫!今日は本当にありがとう!また明日ね!」

あたしは強引に走って帰った。


普通に戻ったとはいえ、これ以上健太の優しさに甘えてはいけない。
あたしがダメ女になってしまう。
そう思った。

しばらく走ったが、疲れてきたので歩くことにした。

ポケットからバイブの振動を感じた。
携帯を見ると、大地から電話だ。

「もしもし。」

『ほたる、今学校なんだって?危ないし迎えにいくよ。』

「え!もう帰ってるしいいよ。そのまま帰るから。」

『は?女が一人で歩いて帰ってんのかよ。今どこらへん?今から行くからなるべく人通りの多いところ歩けよ!』

そう言うと、大地は電話を切った。


きゅーーーん。と、胸がなんだか苦しくなった。
大地があたしの心配をしてくれてる…今から急いで迎えにきてくれる…。

なんだか胸がいっぱいになった。

自然に笑みがこぼれてしまう。にやけてしまう。
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