弟くんと危険な関係!
「今日の帰りさ、一緒に帰らねえ?」



登校の途中、大地が少し照れくさそうに誘ってきた。

なんか、そういう所が中学生だなって思って、くすぐったくなる。


「うん、いいよ。」


あたしは答えると、

「じゃあ俺、校門で待ってるから。」



無邪気な返しがすごくかわいい。


あたしはクスッと笑ってしまった。




校門に入りすぐに中等部と高等部の分かれ道。

「じゃあね。」


「じゃあまた帰りに。」



大地と離れたあとすぐに、後ろから何かスゴいスピードで走ってくる気配を感じた。
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