弟くんと危険な関係!
その足音はあたしの近くにまでやってくる。


誰だろうと後ろを振り返ろうとした瞬間…



カバッ!!!



その足音の主はあたしに思いっきり抱きついた。



びっくりしたあたしは思わず鞄を地面に落としてしまう。



「ほたるー!心配したよー!」


抱きついてきたのは、舞だった。



「ま…舞!?もー!びっくりしたじゃん!」



「…ほたるー!元気そうで良かったー!!心配したんだからぁー!」


いつも強気な舞が、少し涙ぐんでいた。


そんなに心配してくれてたんだ…。

ありがとう、舞。
舞の優しさに、あたしも涙ぐむ。
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