弟くんと危険な関係!
「おっはよー☆」


後ろから、ものすごく明るい挨拶が聞こえる。



「舞!おはよう!」


舞の元気な挨拶に、少し心が落ち着いた。



「ねーねー!2人とも聞いてよぉ!」


舞は、あたしの右腕と健太の左腕を組み、上機嫌で歩き出す。



「舞!昨日メール返さなくてごめん!」


あたしは謝ったが、全く気にしていない様子の舞。



「そんなことより!真山くん、めっちゃカッコいいのー♪」



恋する女子の象徴。
今は何を言っても耳に入らない様子。
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