Caramel*Morning
次の日。
「それで、私追試になりそうだったんですよ」
「はは、大変だったね」
「笑い事じゃないですよー!しーちゃんに教えてもらってなんとかなりましたけど…」
いつものように結城さんとお喋りする爽やかな朝。
でも、肝心の好きな人のことはまだ聞けないまま。
…だって、またあの時みたいになっちゃうかもしれない。
今度こそ、話せなく、
ううん、会えなくなっちゃうかもしれない。
そんなこと考えてたら、やっぱり言えなくて。
なんか、変にテンション高く喋ったりして。
…私の意気地なし。
そう気づかれないように肩を落とした時だった。
「うわっ」
結城さんの驚いた声。
「ひい!」
同時に私も叫んだ。
結城さんの鞄から飛び出した何かが、私の制服にくっついてきたから。