爆弾カノジョ
☆
この前、女におかしな条件を出された所に出に行くと
女に使える一人のSPが現れた。
そして、彼が示す上にはヘリが舞い降りる。
はしごが俺の前に下り、SPがそれを上るように合図する。
俺…高所恐怖症なんだけどなぁ…。
そう本音を漏らすこともできず、
俺は極力下を見ないようにしてはしごを上った。
ヘリの中に入るとヘリには思えないVIPルームがあった。
ソファにテレビ、下には赤じゅうたんも敷かれている。
一般人の俺がこんな所へ足を踏み込んでいいのだろうか…。
すると、横から紳士な格好の男が現れた。
「私は美香お嬢様に使える執事の蘭とお申します。
平口様、城之内家に着くまでしばしここで体を休めてください」
そう言ってソファに案内される。