あまのじゃくBaby★
『はぁ!?』
思わずベンチからガタッと立ち上がる。
『それって失礼すぎない!?』
春ちゃん、あんなにアイツ回るの嬉しそうだったのに…。
かわいそすぎる。
「じゃあ、来なかった方が良かったわけ??」
アイツが冷めたような口調でそう言った。
う…。
そこをつつかれると痛い。
だって、アイツが春ちゃんを置いていかなかったら、今のあたしたちはいない。
そう考えると、なんともいたたまれない気持ちになった。