【完】君色フォトグラフ
カメラの扱い方などを深山先生に教わり・・・夕方。


「お。野球部の練習、終わったみたいだね」


深山先生が薄暗くなった外を見つめながら、私に微笑む。


「やっぱり、いかなきゃならない・・・ですか?」


「当たり前よ。いくら遠くから撮るといっても、このままだと盗撮になっちゃうからね」


深山先生は、私のおでこを人差し指でコツンとたたいた。





ドキッドキ・・・・・・





深山先生とグラウンドへ向かう。

深山先生の背中越しに、柚さんの姿を探す。


「汐崎!」


深山先生が大きく手を振りながら、柚さんを呼ぶ。

柚さんは練習が終わったというのに、素振りをしていた。


そういう所も格好いい。


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