【完】君色フォトグラフ
「え?それって・・・どういうことですか?」


「俺も理由はよく分からない」


私の写真が柚さんの自信に?


その言葉を聞いたとき、初めて自分が必要とされているという実感が沸いた。


「嬉しい・・・・・・」

私の目からは自然と涙がこぼれていた。


「え!?ちょっとりんりん!?どうした?」


「ごめんなさい!う、嬉しいの・・・っれしいのっ。写真喜んで。ここにあるの全部持って行っていいですから」


私は泣きじゃくりながら、写真のピンを一枚ずつ丁寧に外した。


「俺も手伝う!」


そう言って、私を手伝ってくれるハル君。

そして、何も言わず手伝ってくれる和由君。




私は幸せな気持ちで満たされていた。


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