【完】君色フォトグラフ
ハル君の腕の中に包まれながら、私は少しずつ落ち着きを取り戻していた。

ハル君の腕の中はあたたかくて、とても気持ちが良かった。


男の人がこんなに近くにいるのに怖くないのは、この暗闇のせいなのかな・・・・・・?

私はそっとハル君から体を離した。


「あの・・・ありがとう」


「ん。落ち着いた?」


「うん」


「そっか。じゃあ、帰ろう」


ハル君は私の右手を優しくとり、ひいてくれた。

なんだか安心する。



いつものハル君じゃないみたい。

いつもはおちゃらけてるのに・・・頼りになる。

私はハル君の手をきゅっと握りかえした。

ハル君はそれに気づいて立ち止まり、振り返った。


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