14怪談
ひゅうひゅう


家の二階から飛び降り、空を舞っていた。風切音が耳のたぶを撫でる。



ひゅうひゅうひゅう



空を舞う僕の体はやがて重力に押され、垂直落下していった。


赤ん坊にケガがないように。


僕は精一杯の力を、腕と腹に込めて衝撃に備えた。
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