ティータイム
始まり
アタシのお気に入りは学校の屋上。

晴れの日曇りの日雨の日……。
いろんな天気を空はアタシに見せてくれる。


「麻衣。またここにいるの」
アタシを呼ぶ声がする。声の正体は亜季奈。
アタシの親友……というより亜季奈自身は『私は麻衣の保護者だぁ!』なんていってる。


そんな亜季奈には悪いけど。


アタシには保護者も親友もいらないんだ。


一応謝っとくね。


ゴメンネ、ミンナ。


親友とか。


そんなのいらないの。

特に亜季奈みたいにべったりくっついてくるのはイヤ。


正直いってさぁ。うざいんだよ。




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