恋して☆くまさん
「別に気を遣わないで大丈夫ですよ、持田さん。積み木係の他にトイレ係もありますから!」
積み木係から持田さん外して、僕かなり好感度アップだわー!
そんなことを思いながら、僕は持田さんに言った。
「…トイレ係って?」
ん?持田さん、心なしか震えてないか?
―――人見知りかぁ!かわいいなあ。
空気の読めない男とは、きっと僕のことだろう…。
持田さんの質問に、アッサリと答えてしまった。
「子どもたちのトイレのお手伝いだよ。持田さんって家庭的そうだし、向いてそう!!」
「なんでだぁあああ!!!」
このときの僕の視界には、
持田さんの震えた拳と
アチャーって顔をした百合子さんが
入っていた。
