夏雨シロップ。



...え。


「そんなのでいいの?」

そんなのでいいなら
私が考えてた案の方が
よっぽど嫌だ。
だから、ここは素直に従うことにする。


「はい!...あ、顔に落書きとかしな...」







...ん?今...












「顔、真っ赤」



急いで目を開ければ
余裕そうにまた、笑う田辺くん。


多分、私はこの顔に
一生恋しちゃうんだろうなぁ。

...なんて思ってしまう。




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