‡俺様リーダーと田舎娘‡

保健室 可威Side

校庭には声が響いていた。
「麻紀!麻紀!!」
そう、俺は何度も叫んだ。
麻紀の意識が完全に途絶えていると判断した時、近くを通った担任に言った。
「先生!こいつ保健室連れていきます!」
俺は必死だった。
先公の返事なんて聞く前に立ち上がり、麻紀を抱いて走り出していた。
「おー、行って来い」
そう、先公が言った言葉が俺に届いたのは校庭から出ようとした時だった。

―――――−−‐

「もう大丈夫よ。熱中症ね。」
麻紀を見終わった保健医が言った。
「ありがとうございます」
俺は安堵した。
保健医に礼を言い、麻紀に近づき、そっと麻紀の頬に手を触れた。
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